骨粗鬆症|揖保郡太子町のささき整形外科クリニック

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)について

骨粗鬆症は、骨の量が減少し、骨が脆くなり、骨折しやすくなった病態のことを言います。原因には遺伝や内科的疾患に伴うものもありますが、加齢や閉経が原因で骨量が減ることがほとんどです。
骨の強度が弱くなり、そのためわずかな衝撃でも骨折をしやすくなりますが、ほとんどの方が骨折するまでご自身が骨粗鬆症であることに気づいていません。

骨折してからでは、寝たきりになったり、行動範囲が狭くなり身体も弱っていってしまう可能性があり死亡リスクも高まりますので、積極的に検査を受け治療することで、予防することが大切です。

治療方法

内服薬による治療

骨粗鬆症は生活習慣病とも言われ、食事療法や運動療法も予防には欠かせませんが、まずはお薬での治療が中心となります。

腸管からのカルシウムの吸収を促進し、体内のカルシウム量を増やすお薬や、骨の形成を促進するお薬や、骨吸収を抑制するお薬などが処方されます。

食事療法

カルシウム・ビタミンD・ビタミンKなど骨に必要不可欠な栄養素をなるべく採りましょう。他にマグネシウム、ビタミンC、ビタミンBなども必要な栄養素です。

カルシウムの1日の摂取目標量は800mg以上です。牛乳100gでカルシウム約100mgなので、乳製品が苦手な人は、豆腐や納豆などの大豆製品にもたくさん含まれているので、それらをバランス良く摂るようにしましょう。

運動療法

運動をすることで、骨密度の低下を防ぐことができます。
また筋力がつきバランスがよくなり転倒を防ぐことで、骨折のリスクが減ります。
運動が苦手な方は、いつもより多く歩くことを心がけ、なるべく階段を使用するなど、日常生活の中で運動量を増やすことを心がけましょう。

また、日光に当たることによって皮膚でビタミンDが作られます。ビタミンDは食物として摂取するほかに、体の中でもつくられるビタミンなのです。カルシウムはビタミンDと一緒に摂って、初めて吸収率を高めることができます。日光の浴びすぎもよくありませんが、適度な日光浴で必要な紫外線を浴びることも骨粗鬆症の治療に効果的です。

診断

X線骨密度測定装置

骨粗鬆症の診断にはdual-energy X-ray absorptiometry:DEXAを用いて、腰椎や大腿骨近位部の両者を測定することが望ましく、腰椎、大腿骨近位部での測定が十分にできないときに前腕の測定が対象になります。また、手や踵の骨を計測することで骨粗鬆症の診断や加療をすることは治療の正確な評価は難しいと骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版に記載されています。

当院では腰椎、大腿骨近位部のDEXA法だけでなく前腕でのDEXA法の測定が可能となっています。希望があれば随時、骨粗鬆症検査をしておりますのでご相談ください。